お母さんへの豆知識
学校の歯科検診について
4月と5月で小中学校の歯科検診が終わり、学校から渡された紙を持ってくるお子さんがたくさんいます。
ここで皆さんに理解していただきたいことがあります。学校の歯科検診は
スクリーニング検査といって 「本当に悪い状態の歯をチェックする検査」です
歯科医院で検診をするようにむし歯かそうでないか微妙な状態のものや、いわゆる隠れむし歯のようなレントゲンで診なければわからないようなむし歯はチェックできません。みなさんのお話を聞いていると
「検診でむし歯がなかったのに・・・・」「毎年学校検診を受けているから大丈夫」
「治したばかりなのに髪をもらった」「毎年歯並びで紙をもらう」
などいろいろ言われてます。
そのため学校検診でむし歯がないと言われてもできるだけ1年に1度は歯科医院で検診をするのが
みなさんやお子さんの歯を健康に保つと思います。
お風呂にはいってますか?
皆さんおふろにはいってますか?
人間の身体は1日が終わると体に溜まった毒素を体表面に移動させるそうです。
そこで夜にお風呂に入って湯船につかると身体の表面から毒素を排出してくれるのだそうです。
お風呂に入った後におしっこがしたくなるのもその作用の一つらしいです。
シャワーだけでは逆に毒素を身体の奥に戻すらしいです。
吉野先生の話だとシャワーだけの人に病気が多いらしいです。
私は1年中 夜と朝の二回 お風呂に入ってます。
歯ブラシの消毒
みなさんは歯みがきをした後の歯ブラシの消毒はどうしていますか?
歯ブラシは毛細管現象によりブラシが汚れを吸い込みますので汚れを毛の間にたくさん付着してしまいます。
また、ハミガキ剤を使用するとその残りも毛の間に残ってしまい、汚れ、細菌などが付着したままになってしまいます。電動歯ブラシを使っている方はブラシの使用期間が長いので汚れが長い間付着したままになります。
できれば毎日、歯ブラシの消毒を行って頂きたいと思います。消毒が無理なら使用後の歯ブラシの毛の部分を根元まで良く洗って乾燥させてください。その後日光に当てるとより良いでしょう。
おすすめは、ムース状(泡状)の入れ歯洗剤で歯ブラシを洗うことです。
院長は毎日写真の洗剤を使って消毒を行っています。
歯みがき剤について
皆さんは、歯みがき剤を使っていますか?
歯みがき剤はうがいができるようになってから使ってください。うがいのできない年齢の子供さんには歯みがきをした後に「レノビーゴ」というフッ素スプレーを使ってあげると良いでしょう。これは歯にスプレーするだけでうがいはいりません。
うがいができるようになったら使用しますが、使用量は米粒くらいで十分です。その後のうがいは1~2回にして下さい。歯みがき剤の中にもフッ素が入っていますので、たくさんうがいをすると洗い流してしまいます。
歯みがき剤の使用目的はむし歯予防、歯周病予防、知覚過敏予防など、いろいろありますが、実際はこれらの効果はあまり期待しすぎないことが大切です。
結局、プラークコントロールは歯ブラシで除去するのが一番効果的です。
歯みがき剤はそれを助けるものと思って下さい。フッ素は効果がありますが、歯周病予防の目的の歯みがき剤については、細菌による歯周病にかかっている方には一時的な除菌効果しかないものと思われますので、歯周病は歯科医院で治してください。