歯みがきの時の歯ぐきからの出血
皆さんは歯を磨いた時に歯ぐきから出血したことはありませんか?
昔は「出血したら悪い血なので、みがいてどんどん出してください」という事を言っていた歯医者もいました。今でもそういう指導をしている歯医者もいると聞きます。それは間違いなので、絶対にやめて下さい。
今、私たちが一番注意しているのは、お口の中の出血です。そのため、歯をみがいての出血は注意してください。出血すると血管が破れて血が出ますが、その部分からお口の中の菌が血管の中に入ってしまいます。
これが、歯性の菌血症と言って5分後には全身にまわると言われています。
日赤で献血をする時に禁止事項として、「歯科治療を受けて3日以内の方は献血をしないでください。」というのを見た事がありますか?
これは、菌血症で菌の入った血液を提供しないで下さいという事です。
歯科の治療では、少なからず出血を伴いますのでこのように注意されています。
歯をみがいただけでなく、物を噛んだだけでも圧力で、血中に菌が入ると言われています。大切な事は、お口の中をきれいな状態にして頂くことです。お口の中がきれいな方は、心筋梗塞などの病気が3割減少する事も言われています。
一度、歯科医院で歯垢を顕微鏡で見てもらって下さい。